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日本の年賀状

By Guidable Writers Dec 10, 2016

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日本の年賀状

<年賀状とは?>
日本では新年に年賀状というハガキを送る習慣があります。この習慣は数百年もの長い歴史を持ちます。年賀状には、2001年に郵政省から転身した日本郵政株式会社の発行する特別なハガキを使います。年賀状は、日本人が家族や友人に近況を尋ねたり、何年も会っていなくても、現在の様子を報告するコミュニケーションのツールとして、大きな役割を果たしてきました。そしてこうした年賀状で結ばれている関係は、海外の人々が想像するよりも非常に重要なものです。今日ではEメール等のコミュニケーションツールが年賀状にとって変わりつつありますが、それでも、特に高齢者にとっては、年賀状は未だに重要な役割を担っています。

 

<十二支>
年賀状の意味がわかったところで、次に年賀状に描かれている動物についてご説明します。それは中国の干支と呼ばれる十二支から来ており、毎年以下のような動物がフォーカスされます。

1  ネズミ(ね)
2  牛(うし)
3  虎(とら)
4  うさぎ(う)
5  龍(たつ)
6  蛇(み)
7  馬(うま)
8  羊(ひつじ)
9  猿(さる)
10 鶏(とり)
11 犬(いぬ)
12イノシシ(い)

このサイクルは12年ごとに回ります。例えば12歳の男の子、36歳の男の子の母親、60歳の男の子の祖父は同じ動物の星座を持っています。2016年が「猿」の星座であれば、次の2017年は「鶏」の星座であることがわかります。特に新年が近づいてくると、その年の動物をよく目にしますが、その動物のキーリングや装飾品は幸運のアイテムとして人気があります。だから、最近「鶏」のイメージを目にすることが多いのです。さあ「鶏」の年賀状を用意しましょう!

<年賀状の準備を楽しむ>
1.郵便局で年賀状を購入します。1枚当たり52円かかりますが、郵便料金を含んでいるのでスタンプを押してもらう必要はありません。
2.より高度なサポートを受けたい場合は、郵便局で印刷サービスを受けることもできます。以下のリンクからホームページを確認してみてください。

https://print.shop.post.japanpost.jp/nenga/

3.自分で印刷をしたい場合は、年賀状印刷ようのソフトを購入もしくはダウンロードすることをお勧めします。各ソフトには豊富なデザインがあり、住所や名前などを追加して印刷することもできます。次のリンクを参照してみてください。

https://www.amazon.co.jp/gp/bestsellers/software/689028

4.年賀状であなたの芸術的な才能を発揮したい場合は、絵を描いたりペイントしたりスタンプを使うこともできます。年賀状のスタンプアートは多くの人に喜ばれます。以下のリンクで幾つか例を示します。

http://www.kodomonokao.com/ny/work.html


<忘れてはいけないこと>
年賀状のデザインが決まったら、おめでたい日を表現する言葉として、次のいずれかの単語を入れてみてください。

①明けましておめでとうございます。(新年を祝う言葉)
②謹賀新年(①と同じ意味だがより公式な言い方)
③迎春(新年を春に例えて歓迎する言葉)

あなたの友人や知人がその年に家族を亡くしている場合は、年賀状を送ることは控えなくてはいけません。彼らは「喪中」と呼ばれ、通常10月か11月に事前にメッセージを送ります。そのメッセージには彼らは「喪中」であることが書かれており、年賀状は送れないことが記されています。ですので、そのメッセージを受け取った場合は年賀状を送ってはいけません。
年賀状を元日に送りたい場合は、12月25日までに投函する必要がありますのでご注意ください。また、日本郵政公社は12月15日から年賀状の投函を受け付けています。それよりも前に投函してしまうと、数日後に普通のハガキとして配達されてしまうことがあります。
年賀状は日本人の多くの固有の考えやアイディアを教えてくれます。ぜひ私たちも来年の「鶏」と共に新年の最初の一歩を踏み出しましょう。