サイバーリンク、AI顔認証「FaceMe®」に世界最上位レベルの第6世代の顔認証モデルを搭載。 | Guidable - Your Guide to a Sustainable, Wellbeing-centred Life in Japan

サイバーリンク、AI顔認証「FaceMe®」に世界最上位レベルの第6世代の顔認証モデルを搭載。

By Guidable Writers May 12, 2021

顔認証技術のパイオニアであるサイバーリンクは、同社の AI 顔認証エンジン FaceMe® の大幅な機能強化を発表しました。

FaceMeは、同社の世界レベルの AI顔認証システムです。高度なディープラーニング AI技術を活用することで、高い精度での顔認証を可能にしています。マスク着用中での顔認証も可能で、データべースと照合し、個人を特定する事が可能です。

今回の機能強化では、世界最上位レベルの第6世代の顔認証モデルを搭載し、さらにパスポートを使った個人認証、NXP NPUのハードウェアアクセラレーションの対応などにより、さらに高速、高精度な顔認証エンジンとなりました。

新しい生活様式下での活躍に期待

「表情の動き」や「人間らしさ」を判定するなどして、個人を識別することができます。

マスクの着用の有無に関わらず、既に高水準にある認証率でしたが、今回の機能強化では残りわずか数パーセントの精度向上に成功しています。

また、様々なプラットフォーム上で汎用的に動作する事を可能としており、対応プラットフォームは、Windows、Linux(Intel/ARM)、Android、iOS など主要なOSをカバーしています。

金融サービスを始め、さまざまな業種でDX(デジタルトランスフォーメーション)が進み、特にeKYCのための顔認証が重要になっている中、今回の機能強化は大きな意味を持っています。

また、非対面・非接触が望まれる新しい生活様式下において、マスクを着用での本人確認に高い精度を持つ本製品は、様々なシチュエーションでの期待が望まれています。

 

FaceMe® の主な機能

  1. 顔検出
    映像から顔の正確な位置を検出できます。さらに分析や参照を行うために保存します。
  2. 顔認証
    顔の特徴を抽出し、データベースから個人を識別します。最大60度までの横顔も認識可能です
  3. 顔属性分析
    AIが年齢、性別、感情などの顔に関する属性を推測します。頭の向きを表示することも可能です。
  4. 高度な画像前処理
    TrueTheater™ 技術を用いて前処理段階で画質を向上させる事により、AI による認識精度が 11.65% 向上します。
  5. なりすまし対策
    安全で正確な生体認証環境を実現します。3Dおよび2Dカメラによるなりすまし防止にも対応しています。
  6. マスクの検出と顔認識
    マスクを着用していても個人を特定します。また、マスクを着用しているかも監視します。

 

FaceMe® 新機能について

<第6世代顔認証モデル>  Windows / Ubuntu / Jetson / Android / iOS / HTTP API

世界最上位レベルの第6世代の顔認証モデルをUltra-high Precision モデル(UH)、Very High Precision モデル(VH)、High Precision モデル(H) に採用。より高精度な顔認証が可能。

この第6世代顔認証モデルは、NIST(米国国立標準技術研究所)におけるFRVT 1:Nのテストに

おいて、世界市場への展開に制限のある中国、ロシアのベンダーを除外すると、世界最上位と

なっております。

https://jp.cyberlink.com/jpn/press_room/view_4719.html

 

<e-パスポート対応>  Android / iOS
パスポート(旅券)のICチップに記録された情報を使用した本人確認に対応しました。顔写真のあるページ下部の機械読取領域(MRZ: Machine readable zone)からOCRで取得した情報と、ICチップ内の情報を照合しパスポートが本物であるかを確認できます。さらにスマートフォンのカメラに映した顔とICチップ内の顔写真を照合して本人確認が可能です。FaceMe(R) のなりすまし防止機能により、写真や動画による不正利用や、目視による本人確認に代わって不正利用を防ぎます。

<NXP NPU アクセラレーション> Android
NXPのニューラルプロセッシングユニット(NPU)の最適化に対応しました。NPUのアクセラレーションにより、CPUを使用した場合と比較してVHモデルで1.37倍、Hモデルで1.76倍のスピードアップを実現します。

■サイバーリンク株式会社について

1996年に設立。台湾に本社を置くマルチメディアソフトウェアと AI 顔認証技術の世界的リーダーです。デジタルコンテンツの創作、マルチメディアコンテンツの再生、AI 顔認証エンジンなどの多岐にわたるソリューションの開発を行っており、マルチメディアからスマートリテールなどのニーズに応えています。コンシューマー向け映像・写真編集ソフトウェア製品は、欧米をはじめ世界各国で、プロの映像制作者から一般クリエイターまで数億のユーザーを獲得しています。

 

日本法人であるサイバーリンク株式会社は、1998年に設立。日本のマーケットに向け、マルチメディア関連ソフトウェアの開発・販売を手がけ、主力人気商品の動画再生ソフト「PowerDVD」、ビデオ編集ソフト「PowerDirector」などは多くのユーザーに支持されています。

 

映像の品質に大きく影響するコーデックを中心とした多数の特許を持ち、最先端の技術への対応や使いやすさを追求した製品を開発することを目指し、この技術力をもとにして、新たに顔認証システム「FaceMe®」を開発。セキュリティシステム、個人認識・個人認証に最適なソリューションを提供することを通して、新しい「暮らし方」を創造しています。

 

サイバーリンク株式会社についての詳細は公式HPをご覧ください:

https://jp.cyberlink.com

 

■本ニュースリリースについて
本ニュースリリースに記載されている内容および製品情報については、市場動向、社会状況、経営方針の変更等により将来的に変わる可能性があります。本ニュースリリースに記載されている記載内容に関する永続的な整合性をサイバーリンク株式会社が保証するものではありません。

ここに記載されたすべての会社名と製品名は認識目的でのみ使用され、
それぞれの所有者の財産です。
Copyright 2021 CyberLink Corp. 無断複写・複製・転載を禁ず。